どうして糖質を減らすのか？

このダイエットを始めるまでは糖質＝炭水化物と勘違いもしてました。すでにご存知かとも思いますが、炭水化物は糖質と食物繊維によって構成されています。ひとことでいえば、糖質とは、炭水化物から食物繊維をのぞいたもの。私が実践しているヘルシーケトジェニックは、この糖質の数値を制限して、１日の総摂取カロリーの５％に設定します。

食事をすると血糖値が上がりますが、普通はインスリンが分泌されて、血糖値を安定させます。特に糖質が高い食事は血糖値が上がりやすく、最近問題にもなっているのが、血糖値がガーッと一気にあがる血糖値スパイク（食後過血糖）と呼ばれるもの。

例えばビール＋フライドポテトとか、パスタとか、糖質＋糖質の組み合わせ。長くこういう食生活を続けていると、インスリン抵抗性になって、糖尿病の一歩手前といわれる状態になるリスクも高いとか。アメリカ人にはこの状態になっている人が多いんだそうです。

現代の食生活は糖質を多く含む食べ物が増え、昔と違って精製されている食品、例えば白米とか白い小麦粉とか、白いものが多くなっています。白いものほどGI値（食後血糖値の上昇度を示す指標）が高いので、血糖値が高くなりやすくなります。

こういった食生活の状況が、糖質を減らすとか、糖質制限ダイエットが注目されるという背景にあります。